自然保護監視員だより(2026年7月~9月)

ページ番号1026925  更新日 2026年9月29日

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2026年9月25日 帯高地区汐入川のカメ

9月24日に市内外の複数個所でミシシッピアカミミガメの生息(甲羅干し状況)を撮影していたら、帯高地区の汐入川でミシシッピアカミミガメの黒化(全体が黄色で赤耳なし)と思われる個体を見つけましたので報告します。

今日1日で約200個体近くを観察しましたが、すべてミシシッピアカミミガメで、この個体以外は全て普通色でした。カメの甲羅干しは、以前から興味があり観察をしていますが黄色い模様のカメは初めて見ました。

同じ場所にいた同種の2個体と、体形や模様、前足の長いツメ、後ろ足の形がよく似ています。クサガメの黄色かと考えましたが前足のツメが長いので違うようです。イシガメとは体形が違うと思っています。

ミシシッピアカミミガメ黒化の写真
ミシシッピアカミミガメ黒化(全体が黄色で赤耳なし) 遊泳状況。
ミシシッピアカミミガメの赤い色の耳が消えている写真
ミシシッピアカミミガメ黒化(全体が黄色で赤耳なし) 耳の赤い色が消えている。
ミシシッピアカミミガメの前足の長いツメが見える写真
ミシシッピアカミミガメ黒化(全体が黄色で赤耳なし) 前足のツメが長い。
ミシシッピアカミミガメの赤い耳が見える写真
同じ場所にいた普通色のミシシッピアカミミガメ 赤い耳がはっきり見える。
普通色のミシシッピアカミミガメの前足のツメが長く見える写真
同じ場所にいた普通色のミシシッピアカミミガメ 前足のツメが長い。
ミシシッピアカミミガメの甲羅干し状況が分かる写真
参考:吉岡地区吉岡川ミシシッピアカミミガメ甲羅干し状況。(R8.9.24)

O・I

観察日:2026年9月24日

2026年9月15日 綿の花

一輪の綿花から始まる倉敷物語 ~和と洋が織りなす繊維のまち~

綿花は倉敷市の日本遺産の象徴になっています。私たちの地区の環境衛生協議会で管理している花壇にもほんのわずかですが、片隅にワタ(綿)を植えました。

今年は梅雨明け以降雨が降らなかったので、花壇に植えていたペチュニアは毎日水やりしていたのに半分程度枯れてしまいました。しかし、ワタ(綿)は乾燥や猛暑にも強かったようで、元気に花を咲かせて実が出来ています。

綿の写真
ワタ(綿)
綿の花の写真
ワタ(綿)の花

I・O

観察日:2026年9月15日

2026年9月11日 緑の砂漠

我が家の近くでも最近よく見かけるようになった光景です。

空き家が長年放置されて、いつの間にかクズがはびこって家の屋根まで覆ってしまい、家が隠れてしまっているような光景に出くわすことがあります。山際の畑などが耕作放棄されて年月が経つと、クズに覆われて、まるで緑の砂漠のような光景も見かけるようになりました。なんだか寂しくなるような景色です。

クズは秋の七草のひとつで、マメ科・クズ属のツル植物で、古くから観賞用の植物として日本人に親しまれてきました。また、根からとったデンプン(クズ粉)はくずきりなど和菓子の材料としても利用されています。

根を乾燥させたものは、「葛根(かっこん)」という生薬になり、発汗や鎮痛、解熱に使われます。

クズに覆われた空き家の写真
クズに覆われた空き家
クズの花の写真
クズの花

I・O

観察日:2026年9月11日

2026年8月20日 種松山野草園のサギソウ

今の時期はサギソウが見ごろになっているようなので種松山野草園に見に行きました。

野草園の水辺に近いところの2か所にサギソウが咲いていました。2か所とも数個の花が咲いていましたが、すでに花の盛りは過ぎていたようで、咲き終わったものの方が多かったです。

花の径は3 cmほどで、唇弁は大きく、深く3列し、中裂片は披針形、両側の側裂片は斜扇形で側方に開いて、その縁は細かく裂けています。この唇弁の開いた様子がシラサギが翼を広げた姿に似ていることが和名の由来になっています。

種松山のサギソウの写真その1
種松山のサギソウ
種松山のサギソウの写真その2
種松山のサギソウ 種松山野草園に行く前にヒイゴ池湿地にも行きました。こちらはちょうど見ごろで、湿地一面にサギソウが咲いていました。花の数も年々増えているようでした。
ヒイゴ池湿地のサギソウの写真その1
ヒイゴ池湿地のサギソウ
ヒイゴ池湿地のサギソウの写真その2
ヒイゴ池湿地のサギソウ

I・O

観察日:2026年8月20日

2026年7月29日 種松山山頂公園の植物

倉敷市自然保護監視員の研修会に参加し、花か果実のある植物を記録しました(植物名に果実と書いているもの以外はすべて花が見られました)。

  • ツユクサ科 ツユクサ
  • カヤツリグサ科 イヌクグ(果実)、カヤツリグサ
  • イネ科 メヒシバ、コメヒシバ、シマスズメノヒエ(帰化)、エノコログサ
  • ブドウ科 ノブドウ
  • トウダイグサ科 アカメガシワ(果実)
  • アカバナ科 コマツヨイグサ(帰化)、ユウゲショウ(帰化)
  • アジサイ科 アジサイ(植栽)
  • アカネ科 ヘクソカズラ
  • キョウチクトウ科 キョウチクトウ(植栽)
  • シソ科 クサギ、トウバナ
  • モチノキ科 ソヨゴ(果実)
  • キク科 コヤブタバコ、サジガンクビソウ、オオアレチノギク(帰化)、キタウラジロチチコグサ(果実、帰化)、チチコグサ(果実)、チチコグサモドキ(果実、帰化)、雑種タンポポ(帰化)

山頂の草地には帰化植物が多く見られました。一方、林内や林縁には在来種のコヤブタバコ、サジガンクビソウが見られました。夏に咲く木の花は少なく、アジサイ、キョウチクトウ、クサギが見つかっただけです。クサギは先におしべが熟し(雄性期)、そのあとにめしべが熟してきます(雌性期)が、今日は両方の状態の花が見られました。

夏に咲くクサギの花の写真
夏に咲くクサギの花
雄性期のクサギの花の写真
雄性期のクサギの花
雌性期のクサギの花の写真
雌性期のクサギの花

K・S

観察日:2026年7月29日

2026年7月17日 高梁川河口の昆虫

7月3日と7月15日に高梁川河口の昆虫の生息を調査して写真も撮りましたので報告します。

岸近くの草地で植生もシロバナサクラタデ・クララ・シロザ・カワラマツバ・コゴメカヤツリ・ノカンゾウ・ヒメイワダレソウ・ヒメモロコシ・マルバツユクサ・ツユクサ・シロツメクサ・メリケンムグラ・クズ・ナガバギシギシ・イタドリ・ハルシャギク・ヒメジョオン・ヘラオオバコなど多様性に富んでおり、花を咲かせて昆虫が集まっていました。

昆虫は、ウチワヤンマ・ヒメアカタテハ・アオメアブ・コウヤツリアブ・ヤブキリ・イラガ・セイヨウミツバチ・ショウリョウバッタ・トノサマバッタ・セグロアシナガバチ・ツチイナゴ・モンシロチョウ・モンキチョウ・ツバメシジミ・ベニシジミ・ルリシジミなどが確認出来ました。

ウチワヤンマの写真
ウチワヤンマ(♂) 虫を捕食中
ヒメアカタテハの写真
ヒメアカタテハ ハルシャギクで吸蜜中
アオメアブの写真
アオメアブ 2頭もいました。
コウヤツリアブの写真
コウヤツリアブ 一見、ハエに見えます。
ヤブキリまたはニシキリギリスの写真
ヤブキリ(♀)またはニシキリギリス(♀) ヘラオオバコの葉を食べていました。
イラガの写真
イラガ エノキの葉裏にいました。刺されると非常に痛いです。

O・I

観察日:2026年7月3日、2026年7月15日

2026年7月16日 ハンミョウ

梅雨明けして、このところ連日最高気温が30℃を超えて昼間外に出ると熱中症の心配をしないといけない時期になりました。

住宅地の細い道を歩いていると、歩く先をハンミョウ(ナミハンミョウ)が飛んで少し前に逃げることを繰り返すのに遭遇しました。その様子を道案内に例えて「ミチオシエ」などと呼ばれることもあるようです。

ハンミョウは光沢のある赤・青・緑色の複雑な模様があり、タマムシと並んで日本で最も美しい甲虫といわれることもあるそうです。

ハンミョウの写真
ナミハンミョウ

I・O

観察日:2026年7月15日

2026年7月4日 高梁川河口のトビハゼ

7月3日に高梁川河口のトビハゼ生息を調査して写真も撮りましたので報告します。

9時30分頃に干潟に着いて、令和7年8月17日に見つけた付近300m区間をくまなく探しましたが見つかりませんでした。

潮位がまだ低く、もう少し潮が満ちてから探すことにして、岸近くの草地でウチワヤンマ・アオメアブ・バッタ類・キリギリス類・チョウ類を沢山撮影しました。

11時頃、やっと潮位が高くなり探すと、すぐにトビハゼが1匹見つかりました。

トビハゼは「環境省レッドリスト2020」では準絶滅危惧(NT)、「岡山県版レッドリスト2025」では絶滅危惧II類になっています。

色々な方向から写しましたのでご覧ください。

トビハゼの高梁川河口生息状況の写真
生息地状況 ピョンピョンと水面を飛び跳ねながら移動していました。
トビハゼの背面全体の写真
発達した胸ヒレを使い、ロープによじ登っていました。
トビハゼの横向きの写真
石にピタッと張り付いていました。
トビハゼが這い上がる様子の写真
石の上に胸ヒレでよじ登っていました。
トビハゼの正面体の写真
潮が上がるとそれに合わせて石をよじ登っていました。
前回(令和7年8月17日)撮影したトビハゼの参考写真
令和7年8月17日に撮影した参考写真は今回と同一個体か不明(ほかに幼魚2匹)

O・I

観察日:2026年7月3日

2026年7月3日 種松山野草園のトンボ

セミなどの昆虫観察の研修会の会場の下見を兼ねて種松山植物園に行きました。

水辺がありトンボの生育に適した環境があるので、この時期はトンボが沢山観察で出来ました。草にとまっていたトンボを写真に写すことが出来ました。

シオカラトンボの写真
シオカラトンボ
イトトンボの写真
イトトンボ 水面近くの日陰にいました
アキアカネトンボの写真
アキアカネ

ハンゲショウ、ホタルブクロ、ヤマアジサイ、カワラナデシコ、アザミ、ネムノキなど山野草もたくさんの種類の花が咲いていました。

I・O

観察日:2026年7月2日

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