23.二川(ふたがわ) 岩屋観音(いわやかんのん)
■タイトル |
「昭和東海道五十三次 二川 岩屋観音」 |
■制作年 |
1931年 |
■作品寸法 |
24.0×36.0cm |
■材質技法 |
絹本着色 |
■場所 |
愛知県豊橋市 |
■解説 |
岩山の上には観音像が立ち、裾の岩窟(岩屋)には行基が刻んだという千手観音がある。江戸時代、吉田大橋の架け替え難工事に際して大工たちが観音に祈願し、工事の無事完了のお礼として、1765(明和2)年に山上に青銅の観音を建立した。岩屋観音と呼ばれるのは通常、この山上の観音を指す。
『小生ここでは山上にまつられた岩屋山観音を写してから、単調な野につづく道を通って汐見坂(潮見坂)の上に出ると、忽然と太平洋がひらけて蘇生の想いがした。』池田遙邨 |