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池田遙邨の世界
昭和東海道五十三次
大津 粟津ノ景
3.大津(おおつ) 粟津ノ景(あわつのけい)
■タイトル
「昭和東海道五十三次 大津 粟津ノ景」
■制作年
1931年
■作品寸法
24.0×36.0cm
■材質技法
絹本着色
■場所
滋賀県大津市
■解説
粟津は木曽義仲が戦死した場所で、近江八景のひとつ、粟津青嵐でも知られ、昔は琵琶湖岸一帯に松原が続いていた。走井のある名物茶店の跡は、橋本関雪の別邸となり、その後、月心寺の玄関口となった。
『逢坂山の走井餅の茶屋跡はいま、(橋本)関雪夫人の菩提寺となっている。(友人に)肩車をたのんで、小生はその塀から中を覗き込むと、広重が「大津」での茶屋の店先に描いている古井戸が今もきれいな水を湧き上げて流れていた。』池田遙邨
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