恵池及び恵池碑(めぐみいけおよびめぐみいけひ)

ページ番号1007755  更新日 2025年1月25日

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写真:恵池

種別
市指定・史跡
所在地
倉敷市玉島黒崎
所有・管理者
倉敷市
指定年月日
昭和45年3月20日

玉島黒崎の沙美海岸の近くに三角形の人工池があります。天明6年(1786)鴨方の朱子学者西山拙斎がここを訪れた折,沙美の人々の純朴さにうたれ,『沙美の浦歌』という詩をつくりました。

この詩を読み感動した倉敷代官菅谷長昌は,寛政元年(1789)に現地を訪れ,拙斎の歌ったとおりの人情風情に触れました。菅谷長昌が先の詩を添えてこの見聞を幕府に報告したところ,幕府から白銀20枚が沙美の人々に下賜されました。

沙美の人々はこの栄誉を後世に伝えようとため池を造り,恵池と名付けました。そして,池の北端には拙斎がこの経緯を記した文をつくり,曽我部道怡が筆を取った碑が建てられたのです。

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