青銅露座地蔵菩薩坐像(せいどうろざじぞうぼさつざぞう)
- 種別
- 市指定・工芸品
- 所在地
- 倉敷市玉島柏島(円通寺境内)
- 所有・管理者
- 円通寺
- 指定年月日
- 昭和46年4月16日
名勝円通寺の境内地の一角に自然の露岩を利用した庭園があります。その築山にある大岩の頂に青銅製の地蔵菩薩像が安置されています。台座からの高さは約2.2mと青銅製の菩薩像としては大きなもので,蓮台の上に半跏坐し,右手には錫杖を持っています。
この地蔵菩薩の本体と蓮台は,いくつかの部分に分けて鋳造した銅板を鋳継いで造られています。また,頭部背後の光背を表現する頭光の芯と錫杖は鋳鉄製となっています。
台座の蓮弁には,京都の近藤播磨・藤原定延の作とする銘文が記されるとともに,造立の発願は玉島の港問屋であった萱谷半重郎がすすめた旨の宝暦8年(1758)の選文が刻まれています。
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