三角縁二神四獣鏡(さんかくぶちにしんしじゅうきょう)
- 種別
- 県指定・工芸品
- 所在地
-
倉敷市新田
- 所有・管理者
- (個人)
- 指定年月日
- 昭和32年5月21日
直径20.6cmの青銅製の鏡です。一番外側の縁の部分の断面形が三角形であることから,一般的には三角縁神獣鏡と呼ばれています。今のように姿見として使われていたのではなく,祭祀に使われたり,権威の象徴として大切にされたもので,特に4世紀頃の古墳に副葬されることが多い鏡です。
ものを映す磨かれた鏡面の反対の側には,複雑な文様が施されています。吊るすための紐を通す鈕と呼ばれる部分を中心とし,その外に文様を施す二つの区画がつくられています。内側の区画には二神像と四獣像が描かれ,外側の区画には鋸歯文と櫛歯文が繰り返し入っています。
箱書きによると,この鏡は明和3年(1766)岡山市一宮,吉備津彦神社付近から出土した物だとされています。
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