太刀 銘 真依(たち めい さねより)

ページ番号1007687  更新日 2025年1月25日

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写真:太刀 銘 真依

種別
県指定・工芸品
所有・管理者
(個人)
指定年月日

昭和32年5月21日

真依は平安末期から鎌倉初期にかけての古備前と呼ばれる刀工であり、信房系永富の子といわれています。
この太刀は幕末期に備中松山藩家老熊田恰が玉島で備前藩に追いつめられ、柚木家で切腹する際に形見に置いたものと伝えられています。
造込みは鎬(しのぎ)造で、棟(むね)は庵棟(いおりむね)。茎(なかご)の形は磨上げのため、やや鳥居反りになっています。鋒(きっさき)は小鋒、物打あたりはうつむき加減で、姿は優美。鍛えは板目に杢(もく)交じり、刃文(はもん)は沸出来(にえでき)の湾れ(のたれ)調、帽子は乱れこんで、浅く小丸風に掃いています。茎(なかご)は磨上げ、目釘穴4つで、先は切り。鑢目(やすりめ)はやや勝手下がりです。

刃長
73.0cm
反り
2.7cm
重ね
0.6cm
元幅
2.9cm

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