御座船模型(ござぶねもけい)

ページ番号1007694  更新日 2025年1月25日

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写真:御座船模型

種別

市指定・工芸品

所在地
倉敷市下津井
所有・管理者
祇園神社
指定年月日
昭和45年3月20日

御座船は江戸時代の参勤交代の時に大名が乗った船です。現在下津井に残されているのは備前藩主の御座船「白鴎丸」の模型で,文化8年(1811)池田斉政が下津井の長浜宮・祇園宮の両社に寄進したという記録が残っています。

この模型は,52人漕ぎの船で,甲板の前部には唐破風屋根の御座所が設けられています。実物の10分の1の縮尺で,全長2.4mを測ります。船体はすべて漆塗りで仕上げられています。所々に金箔が張られる他,飾り金具などの装飾も施され外観は実に華やかです。歴史資料としてだけでなく,工芸品としても貴重な資料ということができるでしょう。

かつては祭礼のときにだんじりに積んで引きまわしたと伝えられていますが,現在は祇園神社の収蔵庫に納められ大切に保存されています

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