丸山古墳出土遺物(まるやまこふんしゅつどいぶつ)

ページ番号1007731  更新日 2025年1月25日

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写真:丸山古墳出土遺物

種別
県指定・考古資料
所在地
公益財団法人 倉敷考古館
所有・管理者
公益財団法人 倉敷考古館
指定年月日
平成31年3月8日

丸山古墳は備前市畠田の鶴山に所在する東西45m、南北54mの張り出しを持つ大型の円墳で、国の史跡に指定されています。昭和11年(1936)に墳頂中央で竪穴式石室が発見されたことから、同年に石室内の調査が実施され、豊かな装飾を持つ香川県火山産の凝灰岩製の石棺のほか、約30面の銅鏡など多数の副葬品が出土しました。

ここに紹介している文化財は出土したもののうち、公益財団法人倉敷考古館が所蔵しているもので、大型の碧玉製管玉3点と碧玉製車輪石2点です。

丸山遺跡は県南東部に所在する古墳時代前期の首長墓が前方後円墳がほとんどであるのに対して、造り出しをもつ円墳である点や、石棺の装飾や材質、多数の銅鏡を含む大量の副葬品を持つことなどから、県内でも特異な古墳といえます。

本遺物群は、この特異性、他地域との関係性及び首長墓の変遷を研究する上で重要な文化財です。

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