導應寺地蔵堂瓦(どうおうじじぞうどうがわら)

ページ番号1007723  更新日 2025年1月25日

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写真:堂應寺地蔵堂瓦

種別
市指定・考古資料
所在地
倉敷市真備町岡田
(真備ふるさと歴史館)
所有・管理者
個人
指定年月日
平成17年12月5日

真備町辻田1567番地附属墓地、字堂応寺の丘陵上で発見されました。銘にある元亨2年は鎌倉末1322年にあたります。
この瓦が発見された丘陵上には堂応寺という集落があり、小さな薬師堂が建っています。その近くに正和3年(1314)銘の大形で立派な宝篋印塔があり、堂応寺宝篋印塔として国指定の重要文化財になっています。

瓦銘にみえる導應寺は地名の堂応寺に通じ、そのような寺名を持った寺の地蔵堂があったことを知ることができます。瓦大工が和泉国行□であることも、寺の性格なり、当時の瓦生産のあり方を知る要素となっています。
わずか1点の刻字瓦ですが、国指定重要文化財「堂応寺宝篋印塔」と共に、鎌倉時代末期の地方寺院のあり方を伝えている資料として高く評価できます。

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