旋帯文石(せんたいもんせき)
- 種別
- 国指定・考古資料
- 所在地
- 倉敷市矢部
- 所有・管理者
- 鯉喰神社
- 指定年月日
- 昭和57年6月5日
楯築神社の御神体であるこの石は,その形や表面に彫られた文様から亀石とも呼ばれています。その大きさは縦横約90cm大です。
石の表面には全面に特殊な帯状曲線入組文様(旋帯文)が飾られ,正面には人間の顔のような彫り込みがみられます。遺物の呪術的性格を物語るこの特異な文様は,弥生時代から古墳時代への移行期に首長の墓に供えられた特殊器台にみられるものと類似しています。
また境内にある楯築遺跡の発掘調査では,この石と酷似する小型の石製品が弥生土器等と一緒に出土しています。
弥生時代から古墳時代にかけての大きな時代の変化を知るうえで貴重な学術価値の高い資料です。
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[倉敷市]楯築遺跡 旋帯文石(岡山大学収蔵複製品) 形状表現重視 by 備前の文化財 on Sketchfab(外部リンク)
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[倉敷市]楯築遺跡 旋帯文石(岡山大学収蔵複製品) テクスチャ重視3Dモデル by 備前の文化財 on Sketchfab(外部リンク)
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備前の文化財(外部リンク)
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Sketchfab(外部リンク)
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