旋帯文石(せんたいもんせき)

ページ番号1007719  更新日 2025年1月25日

印刷大きな文字で印刷

写真:旋帯文石1

写真:旋帯文石2

種別
国指定・考古資料
所在地
倉敷市矢部
所有・管理者
鯉喰神社
指定年月日
昭和57年6月5日

楯築神社の御神体であるこの石は,その形や表面に彫られた文様から亀石とも呼ばれています。その大きさは縦横約90cm大です。

石の表面には全面に特殊な帯状曲線入組文様(旋帯文)が飾られ,正面には人間の顔のような彫り込みがみられます。遺物の呪術的性格を物語るこの特異な文様は,弥生時代から古墳時代への移行期に首長の墓に供えられた特殊器台にみられるものと類似しています。

また境内にある楯築遺跡の発掘調査では,この石と酷似する小型の石製品が弥生土器等と一緒に出土しています。

弥生時代から古墳時代にかけての大きな時代の変化を知るうえで貴重な学術価値の高い資料です。

現地周辺の地図

このページに関するお問い合わせ

倉敷市教育委員会 生涯学習部 文化財保護課
〒710-8565 倉敷市西中新田640番地
電話番号:086-426-3851 ファクス番号:086-421-6018
倉敷市教育委員会 生涯学習部 文化財保護課へのお問い合わせ