阿弥陀如来立像(あみだにょらいりゅうぞう)
- 種別
- 市指定・彫刻
- 所在地
- 倉敷市児島通生
- 所有・管理者
- 般若院
- 指定年月日
- 平成7年12月1日
阿弥陀如来とは西方極楽浄土の教主で48の誓願を達成して仏となったといわれており、第18願の「念仏往生」では、念仏を行うものは必ず極楽浄土に往生することができると説かれています。
般若院の本尊(秘仏)であるこの阿弥陀像は寄木造で、高さ79.5cm、衲衣を偏袒右肩にまとい両手は来迎印を結んでいます。顔面、胸前、両手などの体の部分が後の時代に金泥彩色されたことを除けば、製作当初の状態をよく保っています。
また,鎌倉時代初期に大仏師運慶と並んで活躍した大仏師快慶作の一連の阿弥陀像の作風をよく残していますが,本像に銘文が見つかっていないため,快慶の作との確定はできません。しかし快慶一派の作との位置づけは十分にできるとされています。
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