亀山薬師如来坐像(かめやまやくしにょらいざぞう)

ページ番号1007668  更新日 2025年1月25日

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写真:亀山薬師如来坐像

種別
県指定・彫刻
所在地
倉敷市玉島八島
所有・管理者
薬師庵
指定年月日
昭和48年5月15日

薬師如来は人々の病苦や暗黒を救う仏です。一般に万病平癒の仏として知られていますが,県内では特に眼病を癒す仏として信仰されています。この薬師如来は玉島八島の薬師庵本尊仏で「亀山薬師」の名で厚く信仰されています。

檜材の割矧造りで像高81.8cmです。表面は黒漆地を墨で補っており,本来の箔は失われています。この像は結跏趺坐し,右手は掌を前に向ける施無畏印,左手には薬壷を持っています。これは薬師如来像の一般的な姿です。

膝裏の墨書銘には,「応和」の年号が見えますが,書き換えがみられることから,「長和」とするか「養和」とするかの議論があります。併記された干支と合う長和6年(1017)と考えれば,県下最古の銘を伴う仏像になります。

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