木造獅子(もくぞうしし)(鴻八幡宮(こうはちまんぐう))

ページ番号1007670  更新日 2025年1月25日

印刷大きな文字で印刷

写真:木造鴻八幡宮狛犬

種別
県指定・彫刻
所在地
倉敷市児島下の町
所有・管理者
鴻八幡宮
指定年月日
令和5年3月14日

この狛犬は「あ」の呼吸で口を大きく開けた阿形と,「うん」の呼吸で口を閉じた吽形の2躯で,児島下の町鴻八幡宮に所蔵されています。

像高は阿形像59.4cm,吽形像57.8cm,鬣の先を前者は巻毛に後者は直毛とし,双方ともに雄で蹲居の姿勢をとっています。また,寄木造のこの狛犬は,単純な木寄法が多い木造狛犬のなかで,意外に多くの材を細かく寄せて造られています。

表面には胡粉をかけて漆塗りとし,さらに金箔が施されています。製作年代については,吽形像裏板に墨書があり,建武3年(1336)に慶尊によって造られたことがわかります。

慶尊の作は総社市の善福寺にもあり,備中地方で活躍した地元仏師の一人と思われます。

現地周辺の地図

このページに関するお問い合わせ

倉敷市教育委員会 生涯学習部 文化財保護課
〒710-8565 倉敷市西中新田640番地
電話番号:086-426-3851 ファクス番号:086-421-6018
倉敷市教育委員会 生涯学習部 文化財保護課へのお問い合わせ