聖観音立像(しょうかんのんりゅうぞう)(素盞嗚神社)

ページ番号1007669  更新日 2025年1月25日

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写真:聖観音立像

種別
市指定・彫刻
所在地
倉敷市浅原(→岡山県立博物館)
所有・管理者
素盞嗚神社(岡山県立博物館)
指定年月日

昭和40年3月25日

観音菩薩は十一面観音や千手観音など33のいろいろな姿に変化し人々を救うといわれています。そのため基本の姿の観音をこれらの変化観音と区別して聖観音と呼んでいます。

素盞嗚神社本殿に祀られているこの聖観音像は,欅材を用いた一木造りで平安時代後期の作とされています。像高約164cmのすらりとした長身で,頭には背の高い筒形宝冠をいただき,右腕を垂れ,左腕は肘を曲げています。

また,本像の表面は腐朽や虫食いなどによる肌あれがひどく,蓮台や持物・光背等も欠損していますが,胡粉という貝殻で作った白い塗料が所々に残っており,以前は彩色が施された像であったことがわかります。

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