「行きくれてなんとここらの水のうまさは 山頭火」 1988(昭和63)年
池田遙邨 「行きくれてなんとここらの水のうまさは 山頭火」
1988(昭和63)年
91.0×65.0cm/紙本着色
作品解説
遙邨は、1984(昭和59)年から亡くなる1988(昭和63)年にかけて、漂泊の俳人・山頭火の句を題材にした山頭火シリーズを28点描いています。 旅を愛し、多くの風景画を残した遙邨が、90歳を迎えたどり着いたのが山頭火の句境でした。脱ぎ捨てられた法衣と編み笠は、禅僧でもあった山頭火の持ち物でしょう。法衣を脱ぎ捨て身軽な姿になった山頭火が、緑の中の湧き水にのどを潤している姿が、眼に浮かぶようです。
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