「森の唄」　1954（昭和29）年

池田遙邨　「森の唄」

1954（昭和29）年

47.0×59.0cm／絹本着色

作品解説

淡い緑色に塗られた背景のまんなかに、大胆に描かれた樹木の太い幹。樹木の周りに、さまざまな鳥たちや動物が楽しそうに集っています。大きなミミズクや真上から見た鳥の巣などの描きかたには、ありのままを写生しようというこだわりは感じられません。児童画に想を得て制作されたこの作品は、おとぎ話の世界のようです。