「災禍の跡」 1924(大正13)年

ページ番号1012966  更新日 2025年3月4日

印刷大きな文字で印刷

作品:画像災禍の跡

池田遙邨 「災禍の跡」

1924(大正13)年

167.0×375.0cm/絹本着色・6曲屏風1隻

作品解説

1923(大正12)年9月1日に起きた関東大震災を描いた作品です。地平線が画面下方に設定されているため、被災地が果てしなく続いている状況が想像できます。こうした光景は、中央にいる子どもの目の前にも広がっていたはずです。遙邨は、400枚にのぼる被災地のスケッチをしていますが、この作品は写生から始まってイメージの中で再構成することにより、現実をそのまま写す以上に、震災の恐ろしさ、悲惨さを訴えています。

このページに関するお問い合わせ

倉敷市教育委員会 生涯学習部 美術館
〒710-0046 岡山県倉敷市中央2丁目6番1号
電話番号:086-425-6034 ファクス番号:086-425-6036
倉敷市教育委員会 生涯学習部 美術館へのお問い合わせ