さるかけじょうあと
猿掛城跡
種別: |
市指定・史跡 |
所在地: |
倉敷市真備町妹 |
所有・管理者: |
(個人) |
指定年月日: |
平成18年7月28日 |
小田川の南岸、倉敷市真備町妹と矢掛町横谷の境界にあり、旧山陽道と小田川を眼下に見おろす標高約240mの猿掛山に築かれた中世山城です。
鎌倉時代に庄氏によって築かれたとされ、戦国時代には三村氏の所有となり、備中兵乱の舞台ともなりました。三村氏が毛利氏に滅ぼされてからは毛利元就の四男の元清が城主として入り、高松城水攻めの際には最初に毛利側の本陣が置かれた所としても知られています。
「一の段」から「六の段」の6つの郭からなる主要部と、中腹に築かれた寺丸、太夫丸の2ヶ所の郭によって構成されています。一の段の南側にある巨大な掘切や、最も広い三の段に残る大手跡、井戸など当時の遺構が良好に残っています。
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