日本キリスト教団天城教会敷地及び教会堂

日本キリスト教団天城教会敷地及び教会堂

にほんキリストきょうだんあまききょうかい しきちおよびきょうかいどう
日本キリスト教団天城教会 敷地及び教会堂

 

種別: 県指定・史跡
所在地: 倉敷市藤戸町天城
所有・管理者: 日本キリスト教団天城教会
指定年月日: 昭和56年4月7日

 天城地方にキリスト教の伝道が始まったのは,明治13年(1880)頃からで,天城教会はその活動の拠点として明治23年(1890)に建てられ,その後,倉敷地方から児島方面への布教の本拠地となりました。

 建物は小規模な擬洋風建築ですが,正面車寄せの重厚な蛇腹にかこまれたペディメント(破風)やアーチ形の欄間,あるいは内部の祭壇まわりに用いた装飾手法などに明治の大工棟梁の苦心の跡がうかがえます。

 外観その他は,ほぼ建築当初のままに残り,県内では,高梁キリスト教会に次いで古く,この地方のキリスト教伝道拠点として,その布教過程を知る上で貴重な場所であり,歴史的に高い価値を備えています。

【現地周辺の地図】

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