ひばたはいじ
日畑廃寺
種別: |
市指定・史跡 |
所在地: |
倉敷市日畑 |
所有・管理者: |
倉敷市・(個人) |
指定年月日: |
昭和46年9月10日 |
倉敷市庄地区の王墓山丘陵東側の谷間平地にある寺院跡です。建物の基礎に使われた石が残されています。そのため古くから大きな建物があったと思われていたのでしょう。地元では赤井堂屋敷とも呼ばれています。
ここから出土する瓦には,備中式といわれる備中独特の軒丸瓦や,顎の部分に櫛目文をもつ重弧文軒平瓦などがあります。この型式の瓦は白鳳時代に作られた瓦で,その存在から寺の創建の時期が白鳳時代にさかのぼることがわかりました。
また,これらの瓦はここから南西へ約2.5km の位置にある二子御堂奥窯跡群で焼かれたものであることもわかっています。
この寺跡出土の瓦がいくつか板谷コレクションの中に含まれています。それらは平成9年現在,倉敷埋蔵文化財センターの常設展示の中で見ることができます。
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