あんようじうらやまきょうづかぐん
安養寺裏山経塚群
種別: |
県指定・史跡 |
所在地: |
倉敷市浅原 |
所有・管理者: |
安養寺 |
指定年月日: |
昭和35年8月23日 |
安養寺は倉敷市の北部に位置する真言宗の古刹です。この経塚群は,寺の背後の山腹に位置し,第1経塚から第3経塚までの3基が確認されています。
経塚とは経典を土中に埋納した塚のことで,平安時代以降広まった末法思想の影響により,正しい経典を後世に残そうと,紙や粘土板,瓦などに写経したものを地中に埋めることが流行しました。第3経塚から出土した瓦には応徳三年(1086)の銘が刻まれており,これらの経塚はそうした末法思想が広まっていた平安時代後期に造られたものであることがわかりました。
【現地周辺の地図】
より大きな地図で 倉敷市内の文化財(県指定) を表示