すずみまつかいづか
涼松貝塚
種別: |
市指定・史跡 |
所在地: |
倉敷市船穂町船穂 |
所有・管理者: |
(個人) |
指定年月日: |
平成27年9月2日 |
船穂町船穂と玉島長尾の境界付近の丘陵裾に位置している,縄文時代前期から後期にかけて形成された貝塚で,現在,周辺はハウス栽培の果樹園となっています。
古くから知られている貝塚で,昭和9年にすでに学会に紹介されており,その後数回にわたり,倉敷考古館などによる発掘調査が行われています。
発掘調査では,この地に貝塚が作られる前の縄文時代早期の土器が見つかっているほか,縄文時代前期から後期にかけての土器や石器,骨角器などの多くの遺物が出土しており,14体の縄文人骨も発見されています。
この地方の縄文時代の貝塚の形成の過程や,人々の生活文化を知る基礎資料として,また,当時の埋葬の方法や習俗を考える上で貴重な遺跡です。
【現地周辺の地図】