1 マニュアル策定までの背景
平成30年7月豪雨災害においては、市の想定をはるかに上回る被害状況のなか、多様な災害への平時からの備えと身近な地域を中心とした連携体制の更なる強化の必要性、及びそれらに基づく迅速な初動対応のとれる体制を構築しておくことの重要さを痛感することになりました。
そこで、倉敷市では、SDGsの取り組みのもと、平時から大規模災害発生時に備えた官民連携体制の強化に取り組むこととし、地元民間事業者団体や社会福祉協議会、NPOセンター等が一同に集まる会議や、課題に応じた訓練を実施することとしました。
このなかの取り組みのひとつとして、大規模災害発生時の特に初動期において、速やかに適切な官民連携による体制を構築することを目的に、初動対応時の役割、手順及び検討事項を整理した標準的な行動モデルとして「倉敷市災害廃棄物処理初動マニュアル(アクションカード)」を策定しました。
2 マニュアルの位置づけ
本初動マニュアルは、倉敷市災害廃棄物処理計画の枠組みのもとで、災害が起こった後の回復力強化のため、災害廃棄物の処理主体である倉敷市を中心に、地域の民間事業者やボランティア団体との連携のもと、主に初動期の対応について、標準的な行動モデルとして作成しました。
3 マニュアルの対象とする組織
本マニュアルは、倉敷市及び市内の一般廃棄物収集運搬許可業者、産業廃棄物協会、建設業協会、警備業協会をはじめ、倉敷市社会福祉協議会、岡山県建築士会、岡山NPOセンターのほか、ボランティア団体を含め、市内で発生する災害廃棄物の処理に従事する事業者や団体等も対象とし、倉敷市の災害廃棄物担当職員が行う対応を主体にした連携体制を示すものです。
なお、倉敷市では、今後も継続して連携する事業者及び団体の範囲の拡大を図るとともに、緊密な連携体制の構築を目指します。
4 マニュアルのダウンロード
倉敷市災害廃棄物処理初動マニュアル(アクションカード)(813KB)