農作物被害を与える各鳥獣の特徴と対策について

イノシシ

イノシシの特徴

・雑食性で人間が食べるようなものはすべて食べる。

・落葉広葉樹林や茂み、耕作放棄地や竹林など食料になるものが豊富にあり、身を潜められる場所を好む。

・本来は昼に行動する動物であるが、人の影響が少ない夜間に活発に行動する。

・上を越えるよりも、下をくぐって通り抜けようとする傾向がある。幼獣は15cm格子を通り抜け、成獣は20cm程度の隙間は潜り抜ける。

・体毛は太く剛毛。通電しないので体が電気柵に触れても平気。

・年1回の繁殖。交尾期は12〜2月頃、出産期は4〜6月頃。平均4〜5頭出産と多産。

 

イノシシ被害への対策

(1)防護柵の設置

 イノシシは縄張り意識が弱いため、一度でもイノシシに侵入された農地には次々とイノシシが現れて被害が拡大します。トタン、ネット、金網を使った柵や電気柵などの防護柵を設置するのが効果的です。

→具体的な設置のポイントや管理方法等についてはこちら(岡山県ホームページ:農作物の鳥獣被害防護対策について)

→柵の設置に関する補助制度はこちら

 

(2)環境の整備

 イノシシは警戒心が強い動物です。草刈りで柵の周囲の見通しを良くし、隠れ場所をできるだけなくすことで、簡単な柵でも設置効果を上げることができます。

 また、せっかく農地を柵で囲っても、柵の外にエサとなるものがあればイノシシを呼び集めてしまいます。集落内にエサとなるものが野外に放置されないようにしましょう。

 

(3)捕獲の実施

 「防護柵の設置」「環境の整備」を実施しても、なお被害が減らない場合は、倉敷市農林水産課(086−426−3425)までご連絡ください。

倉敷市農林水産課(本庁舎7階)
〒710-8565  倉敷市西中新田640番地 【TEL】 086-426-3425  【FAX】 086-421-1600  【E-Mail】 agfrfs@city.kurashiki.okayama.jp