1 もっちり感があってヘルシー
米粉で作った食品の特徴の1つとして、もちもちとした食感があります。また、油の吸収率が低いため、さっぱりとしたヘルシーな食品になります。小麦粉に比べても油の吸収率が低く、例えば、米粉で天ぷらを揚げるとサクサク感が長続きします。
2 アレルギーの人も安心して食べられます
もう1つの大きな特徴は小麦アレルギーの人も安心して食べられることです。小麦粉にはグルテンが多く含まれています。グルテンには食品に粘り気と弾力を与える効果があり、パンやケーキ、麺などの重要な要素となりますが、一方で、アレルギー症状を引き起こしたり、欧米ではセリアック病の原因とされています。日本ではセリアック病の人は少ないですが、小麦アレルギーの人は増えています。
米粉にはグルテンが含まれていないため、アレルギーの人も安心して食べられるのです。
3 水田の維持につながります
ごはんとして食べるお米の消費量は年々減少していて、使われない水田が増えています。水田は”自然のダム”と言われ、稲を育てるだけではなく、大雨の時など水を蓄えて洪水を防ぐとともに、多様な生物のすみかになっています。水田を維持することは水害など自然災害を防ぐとともに生物や文化、景観を守ることにつながります。
4 食料自給率アップに貢献
米粉を使ったパンや麺を食べることは食料自給率アップに貢献します。日本の食料自給率(カロリーベース)は38%で、先進国の中では最低になっています。輸入に頼っている小麦粉に替えて米粉を使うようになれば、食料自給率の向上に貢献することになります。
ちなみに、国産米粉パンを1人が1ヶ月3個食べると、自給率が1%アップするとされています。