公害防止管理者の資格取得には,国家試験の受験又は指定試験機関の講習の受講が必要です。
またこの資格は,以下の12種類があり,設置する施設の区分に応じて資格者の選任が必要となります。
- 大気関係第1種公害防止管理者
- 大気関係第2種公害防止管理者
- 大気関係第3種公害防止管理者
- 大気関係第4種公害防止管理者
- 特定粉じん関係公害防止管理者
- 一般粉じん関係公害防止管理者
- 水質関係第1種公害防止管理者
- 水質関係第2種公害防止管理者
- 水質関係第3種公害防止管理者
- 水質関係第4種公害防止管理者
- 騒音・振動関係公害防止管理者
- ダイオキシン類関係公害防止管理者
また,特定工場で常時使用する従業員が21名以上の場合は,工場において公害防止業務を統括する「公害防止統括者」(資格不要)を選任する必要です。これは,通常の場合、工場長などの責任者が選任されます。
さらに,排出ガス量が4万㎥/時 以上かつ,排出水量が1万㎥/日 の工場については,公害防止統括者を補佐し,公害防止管理者を指揮する「公害防止主任管理者」の設置も必要となります。