倉敷市立美術館では、次世代作家支援事業として平成19年度から、郷土ゆかりの若手作家を紹介する展覧会「共鳴する美術」を開催しています。
今年度は、工芸の分野で活躍する4人の作家を取り上げます。
木地師として郷原漆器の復興にたずさわる髙月国光、一度途絶えた倉敷緞通の復活に尽力した瀧山雄一、躍動感に満ちはつらつとした意匠で友禅染の美を表現する外川明日香、京焼の香合や皿、茶碗に繊細で華やかな模様を絵付けする村松加奈子。
彼らの手になる作品からは、社会の変化に伴って変容して行く現在の工芸のなかにあって、伝統的な素材や技法をもとにしながらもそれぞれの感性により新たな方向性を見出そうとする意欲的な表現が汲み取れます。
本展が若手作家の活動への理解とともにこれからの工芸のあり方にも目を向けていただくきっかけになることを願っています。
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●ワークショップ 倉敷捺染体験講座
倉敷の伝統工芸「倉敷捺染」の技法で、い草のマットに型を使って模様を染めます。
日時:11月5日(土〉14時~(1時間程度)
講師:平岡信行氏・平岡みのり氏〈工房うのすけ〉
会場:美術館3階 第2会議室
対象:小学生以上〈小学1年生~3年生は保護者同伴〉
定員:30人(先着順)
参加費:700円
※終了しました
●出品作家によるアーティストトーク
日時:
10月30日(日)14時~ 髙月国光
11月6日(日)14時~ 瀧山雄一
会場:美術館2階 第2展示室
※終了しました
●担当学芸員による列品解説会
日時:
11月13日(日)14時~(約40分間)※終了しました
12月4日(日)14時~(約40分間)※終了しました
会場:美術館2階 第2展示室