2012/02/21

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山本 正「薪能」

1961(昭和36)年
97.5×194.0cm/油彩・キャンバス

作品解説

本作は、当時、山本正が取り組んでいた薪能をテーマにした作品のひとつです。山本は1962年の個展に際し、次のように述べています。「主題は、私が薪能から受けた、感動です。それを、私なりに、抽象し、現代的に形象してみました。私は、何よりも、作品が新鮮であるように心がけ、直接的に、また、即物的に創作しました 」この言葉からもわかるとおり、当時の山本は、モチーフとなった対象を大切にしながら、色あざやかで自在な心象風景を展開しています。

in 2:洋画