2012/02/21 皆見 鵬三「高梁川の秋麗」 皆見 鵬三「高梁川の秋麗」 38.0×45.5cm/油彩・キャンバス■作品解説具象的な雰囲気を残す本作は、山河に囲まれた吉備の山里に隠棲した皆見鵬三の心象風景とも思える小品です。この作品に見られるように、晩年の皆見は、現実の風景などをモチーフとしながら、流れるような線と明るい色彩による作品を数多く残しています。ここには、明らかに牧野虎雄の影響がうかがえますが、理想とする胸中の山水を描いた文人画家とも共通する日本的な油彩画の確立をめざした作家の姿が垣間見えます。 in 2:洋画