そんりゅういんほか4かいんさんじゅうのとう
尊瀧院他四ケ院三重塔
種別: |
県指定・建造物 |
所在地: |
倉敷市林 |
所有・管理者: |
尊瀧院他4カ院 |
指定年月日: |
昭和49年5月31日 |
この三重塔は,総高21.5m,方三間,本瓦葺で,隅木の先に銅製の風鐸を吊り,屋上には青銅製の相輪を立てています。
軒は,初重・二重を二軒繁垂木,三重を二軒扇垂木としており,軒の美しさには目をひかれます。組物は和様二手先で,各重には高欄が巡らされています。柱には欅材の円柱が用いられ,心柱は二重でとめられており,初重内部には四天柱が立ち,内陣,外陣に分けられ,床は拭板敷,天井は格天井となっています。
江戸時代末期の再建とされていますが,彩色のない白木造の塔は清楚で美しく,古い様式を継承した優れた三重塔です。
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