2012/02/26

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林 鶴山「欅拭漆八角喰籠《鷹ヶ峰》」

1988(昭和63)年
24.0×24.0×13.0cm/欅材

作品解説

木工芸の制作技法の中でも林鶴山が得意としたのは、欅や桑、花櫚などの材を刳って喰籠、香盆、盛器などをつくる刳物です。本作は第35回日本伝統工芸展の出品作で、上質の欅を用い、仕上げに20回以上も漆を塗って拭きとることによって光沢を出す拭漆の技法を駆使した鶴山の真骨頂を示す作品のひとつです。

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