太陽から届く光は世界を照らし、電球のほのかな灯りは人の心を穏やかにします。光という言葉は希望や名誉といった意味でも使われてきました。今回のコレクション展は光のそうした豊かな表情を切り口に収蔵品の魅力を引き出すものです。
光を感じさせる絵画はもちろん、一人の画家が見せる光と影のコントラストや人生の悲哀に光があてられた絵画などを紹介します。玉島で暮らした文雅の士・黒田綾山の屏風や、盲目の旅芸人・瞽女(ごぜ)を描いた児島生まれの斎藤真一の油絵のほか、収蔵品の中でも特に高い人気を誇る草間彌生《鏡の部屋 愛は永遠に(No.2)》も並びます。当館のコレクションが放つさまざまな光をご覧ください。
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日時:4月20日(日)、5月18日(日)
いずれも14時から30分程度(申込不要、要当日観覧券)