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中村 一郎（なかむら いちろう）
1918（大正7）－1993（平成5）
洋画家。倉敷市に生まれる。1951年、第７回日展に「貨物船」が初入選。1952年、第11回創元会展に「二月の窯」が入選し、会員となる。1957年、第13回日展で「熱処理工場」が特選を受賞する。1967年から68年にかけて渡欧し、パリを拠点にイギリス、スペイン、イタリア、ドイツなど14カ国を回遊する。1971年、玉野市文化功労賞を受賞。1973年、岡山県文化奨励賞を受賞。1977年、日展審査員を務める。1978年、サロン・ド・メールを同志と結成（のちに大洋会と改称）。1992年、日展評議員となる。港や造船所、滞欧中に訪れたエジンバラなどの風景画を残している。