2012/02/21

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児島 虎次郎「婦人」


96.5×61.0cm/油彩・キャンバス

作品解説

本作は、1909年から1912年にかけての児島虎次郎のベルギー留学時代の作品です。児島は、この作品で点描風の明るい色彩や光線の取り方など印象派の手法を身につけることに力を注いでいますが、仔細に見るとスカートの中央部分の処理など苦心の跡もうかがえます。児島は47歳の若さで急逝し、本作は1936年に大阪中之島の朝日会館で開催された遺作展に出品されました。

in 2:洋画