1954年滋賀県に生まれた今森光彦は、幼少期から昆虫の生態と美しさに魅了され、19歳から世界中の昆虫を撮り続けてきました。
今森の写真は、従来の自然科学系の生態写真とは一線を画し、1点1点自らの感性で丁寧に構成された作品として国内外で高い評価を受けています。今森は「昆虫たちの生き様や行動パターン、また彼らの多様なフォルムの美しさ、その不思議さを感じてもらえれば」と述べています。特に「光」は今森の重要なファクターであり、対象に輝きと生命力を与え、画面に奥行きをもたらしています。
こうした作品に接することが、アートと自然とのかかわりや地球環境について考える良い機会になればと願っております。
本展覧会では、代表作である「世界昆虫記」「昆虫記」を中心に260点余りを紹介します。今森が写し出す神秘と驚異に満ちた昆虫世界を存分にご覧ください。
また、倉敷市立自然史博物館の協力により、展示している写真に写っている昆虫の一部実物標本を展示します。あわせてご覧ください。
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●ワークショップ 今森さんと昆虫切り紙をつくろう
今森さんが幼少期から熱中していた切り絵を体験。はさみ1本で身近な昆虫の切り紙を制作します。
日時:7月17日(日)13時30分~15時30分
講師:今森光彦氏(写真家)
場所:美術館3階 第2会議室
対象:小学生(小学1年生~3年生は保護者同伴)
定員:15名(先着順)
参加料:200円
応募方法:事前にお電話で美術館までお申込ください。
※終了しました
●学芸員による列品解説会
日時:7月24日(日)14時~(約40分間)
倉敷市立自然史博物館学芸員 奥島雄一氏
昆虫の専門家、奥島さんが皆さんと一緒に会場をめぐり、昆虫について分かりやすく解説します。
※終了しました
日時:8月27日(土)14時~(約40分間)
本館担当学芸員
いずれも2階展覧会場内
※参加自由。ただし、入場券が必要です。