木造十一面観音立像

木造十一面観音立像

 

もくぞうじゅういちめんかんのんりゅうぞう
木造十一面観音立像

種別: 県指定・彫刻
所在地: 倉敷市林
所有・管理者: 五流尊瀧院
指定年月日: 昭和31年7月3日

 十一面観音とは,頭上に十あるいは十一の仏面を頂く観音で,観音菩薩の変化した六観音の一つです。衆生の十一の苦しみを除く功徳を形に表わしたものです。

 五流尊瀧院に伝えられたこの像は,いくつかの部分を組み合わせて造っている寄木造です。やや不自然な直立姿勢を示す外観は,見るものに素朴で簡素な感じを与えてくれます。

 鎌倉時代以降の作で,地方仏師の手によるものと考えられています。    


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