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銅造誕生釈迦物立像
種別: |
県指定・彫刻 |
所在地: |
倉敷市浅原 |
所有・管理者: |
安養寺 |
指定年月日: |
令和6年3月15日 |
本像は昭和33年(1958)に安養寺裏山経塚群(県指定史跡)の第二経塚において、箱形に積まれた石組の内部から横臥した状態で出土した鋳銅製の無垢像です。経塚群は平安時代後期の造営で、本像も同じ時期に埋納されたと推定されます。
裾から足首のみを表したり、右腕を別鋳とし分節的に表現したりする点は、奈良時代後期以降の像容の特徴を示しており、県内に伝わる最古の誕生仏として貴重であり、経塚への埋納という歴史的経緯も注目に値します。
【現地周辺の地図】