[作家一覧のページに戻る]狩野 永朝(かのう えいちょう)1831(天保2)-1900(明治33)日本画家。現在の京都市に生まれる。字は白駒。通称は内記。京狩野9代目・狩野永岳の養子。弘化年間に、岡山藩筆頭家老・伊木三猿斎の招きで現在の岡山県瀬戸内市に来往し、虫明焼の絵付けなどに従事し、安政年間には現在の岡山市に移り、画業を続けた。山水、花鳥、人物いずれの画題も巧みにこなしたが、中国・明清画や沈南蘋派の濃彩花鳥画の影響もみられる。