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正阿弥 勝義(しょうあみ かつよし)
1832(天保3)-1908(明治41)
彫金家。岡山県津山市に生まれる。1849年、岡山藩お抱えの彫金師・正阿弥家の養子となり跡を継ぐ。1876年、廃刀令により刀装具の仕事がなくなったため、香炉や花瓶などの美術工芸品の制作を始める。1880年、メルボルン万国博覧会に出品する。この頃、神戸の輸出商浜田商店の注文で、木工芸家・逸見東洋らとともに3年がかりで制作した大衝立は、現在ボストン美術館に所蔵されている。1881年と1895年の内国勧業博覧会で褒状を受ける。