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瀧口 修造(たきぐち しゅうぞう)
1903(明治36)-1979(昭和54)
詩人。富山市に生まれる。1931年、慶應義塾大学を卒業。在学中の1930年に、ブルトンの『超現実主義と絵画』を訳刊。1939年、『ダリ』を刊行。この年、福沢一郎とともに美術文化協会の結成に中心的な役割を果たす。1950年から約10年間に渡って、美術評論を書く。1958年、ヴェネツィア・ビエンナーレの日本代表および審査員として渡欧。1962年、デカルコマニーの連作100点を中心とする個展を開催。1965年、赤瀬川原平の千円札裁判の特別弁護人を引き受ける。1967年、『瀧口修造の詩的実験1927~1937』を刊行。1968年、『マルセル・デュシャン語録』を刊行。1970年、ミロとの詩画集『手づくり諺』刊行。1975年、タピエスとの詩画集『物質のまなざし』を刊行。シュルレアリスム運動を推進するとともに、タケミヤ画廊において展覧会の企画や開催にもかかわり、未知の作家を発掘して、美術界に新風を送った。