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草間 彌生(くさま やよい)
1929(昭和4)-
造形作家。長野県松本市に生まれる。1941年頃、幻覚の体験をもとに網目や水玉が反復する作品を描き始める。1949年、京都市立美術工芸学校を卒業。はじめ、日本画を制作していたが1952年頃より、水彩画や油彩画の制作を行う。1957年、渡米。翌年、ニューヨークのアート・スチューデント・リーグに入学。1959年、ニューヨークで初の個展。1961年頃から布製の突起物で家具などを覆った作品を発表する。1965年、ハプニングによる活動を始める。1966年、第33回ヴェネツィア・ビエンナーレに1500個のミラーボールを敷き詰めた環境作品「ナルシスの庭」を出品。1993年、第45回ヴェネツィア・ビエンナーレに日本代表として参加。2003年、草間彌生展Labyrinth-迷宮の彼方に(丸亀市猪熊弦一郎現代美術館他巡回)、2004年、クサマトリックス 草間彌生展(森美術館他巡回)が開催。2008年、松本市名誉市民となる。2009年、文化功労者に選出される。2011年、大規模な回顧展の欧米巡回がマドリードより始まる。2012年、草間彌生 永遠の永遠の永遠展(国立国際美術館他巡回)が開催。著書に小説『マンハッタン自殺未遂常習犯』などがある。