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2012/03/24

佐藤 正持「皇朝画史」

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佐藤 正持「皇朝画史」


(各)28.0×40.8cm/紙本淡彩

作品解説

佐藤正持は日本神話や歴史上の出来事などを描き、市井で衆人に開陳して見せ日本精神の高揚を図ったとの逸話から紙芝居の元祖とも言われています。江戸から丹後、姫路、讃岐を遊歴したのち倉敷に来て、医師・石坂堅壮宅に寄寓し、大坂屋源介(林孚一)の庇護の下で終生の大著『皇朝画史』を制作中に病没しました。『皇朝画史』とは、日本武尊や源義経の物語など、古代から江戸時代までの名場面を編集した絵画集で、正持の研究者である結城素明によれば「忠孝の道を新しき社会秩序の根幹としなければならないとする彼の信念を、彼の抱懐する皇道思想として、爰に不朽に伝え得た」ものです。正持は、本作を描くにあたって昔の絵巻物などを熱心に勉強しています。

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2012/03/14

平木 正持「残雪 甲州吉田」

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平木 正持「残雪 甲州吉田」

1907(明治40)年頃
25.1×42.3cm/水彩・紙

作品解説

水彩画が日本で本格的に描かれるようになるのは明治20年代に入ってからです。水彩画は油彩画と比べ、誰もが手軽に楽しむことができる身近な絵画として急速に普及しました。第1回文展に入選した本作は、早春の富士山のたたずまいを水彩で表現した平木政次の代表作です。

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2012/02/26

吉富 朝次郎「岐阜長の堀」

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吉富 朝次郎「岐阜長の堀」

1904(明治37)年
31.0×43.8cm/水彩・紙

作品解説

本作は、吉富朝次郎が京都府画学校助教授として勤務したのち、岐阜県師範学校や大垣中学で教鞭を執っていた頃に描かれた水彩画で、本館はこの作品のほか遺族から寄贈された18点の資料を含む21点の作品を収蔵しています。

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