適正体重を維持しよう!
皆さんは、ご自身の適正体重をご存知ですか?
適正体重とは、身長に合った体重のことをいい、もっとも病気になりにくい体重です。
『身長(m)×身長(m)×22』で計算することができます。
例:身長160cmの人の適正体重
1.6(m)×1.6(m)×22≒56(kg)
また、BMIとは、身長と体重から求める体格指数のことです。
もっとも病気になりにくいBMIは
22前後です。
『体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)』で計算することができます。
例:体重56kg 身長160cmの人の場合
56(kg)÷1.6(m)÷1.6(m)≒22
BMIとご自身の年齢から、体格を見直してみましょう。
適正体重を維持することが、健康の維持と生活習慣病の発症予防につながります。
肥満・やせのリスク
肥満でもやせでも、疾病のリスクが高くなります。
子どもの肥満
子どもの肥満は、小児生活習慣病のおそれがあるだけでなく、成人の肥満にもつながりやすく、メタボリックシンドロームや生活習慣病のリスクが高くなります。
さらに、「体が思うように動かないことで運動が嫌いになる」、「体型にコンプレックスを抱いて消極的になる」などの理由から肥満期間が長くなることもあり、肥満を改善することが難しくなります。
幼児の肥満は学童期、思春期の肥満と関連し、学童期肥満の30~40%、思春期肥満の約70%が成人肥満へ移行するとも言われているので、この時期から正しい生活習慣を身に付けることがとても大切です。
子どもの肥満は、将来の生活習慣病につながっていきます。
子どもの身長と体重のバランスをおやこ健康手帳の「身長体重曲線」で確認できます。
成長の変化を記録していきましょう。
肥満のリスクを上げるといわれている要因
- 睡眠時間が10時間以下
- 座ってテレビを見るなど、じっとしている時間が1日2時間以上
- 果糖を含むジュースや清涼飲料水をよく飲む
- 親の肥満
妊産婦の適正体重
近年の日本では、 低出生体重児(生まれた時の体重が2,500g以下の子)が増えています。小さく生まれた子ども(低出生体重児)は、 将来、心臓病や糖尿病などの生活習慣病を発症しやすいことがわかっています。妊娠中の適切な体重増加は、健康な赤ちゃんの出産のために必要です。
生涯にわたって「母子ともに健康」でいられるよう、
適正な体重コントロールを心がけましょう。
妊娠中の望ましい体重増加量と、大幅な体重変化に伴うリスク
✿ 妊娠前の体格(BMI)による妊娠中の体重増加の目安✿
●やせ(BMI 18.5未満) ・・・・・ 12〜15kg
●ふつう(BMI 18.5 〜24.9)・・10〜13kg
●肥満Ⅰ(BMI 25.0〜29.9)・・ 7〜 9kg
●肥満Ⅱ(BMI 30.0以上)・・おおよそ5kg(医師と相談)
※体重増加には個人差があります。医師と相談しながら自分に合った体重コントロールをしましょう。
✿ 大幅な体重変化に伴うリスク✿
● 体重が少なすぎる・・・・・・・・・・・・・ 貧血 低出生体重児 早産 子どもの将来の生活習慣病 など
● 体重が多すぎる・・・・・・・・・・・・・・・ 妊娠高血圧症候群 分娩時の出血多量 巨大児 帝王切開分娩 など
✿ 妊娠を考えている方や、妊婦さんはこちらもチェック!✿
●「国立健康 栄養研究所HP」(クリックでページが開きます)… 妊娠前からの食事についてのポイントが掲載されています
●「国立生育医療研究センターHP」(クリックでページが開きます)… 妊娠中の体重増加が記録できる表が掲載されています
適正体重についての資料
※画像をクリックすると、PDFの資料を見ることが出来ます♪
ご自身やご家族の食生活を振り返ることができるチェックシート付です!ぜひご活用下さい♪
マンガで食育! 『適正体重とBMI』のマンガはこちら