平和の鐘
「平和の鐘」建立の主旨
昭和20年8月15日、太平洋戦争は、日本国民はもとより海外の多くの人々に言い知れぬ深い傷跡を残し、悲惨な戦いを終えた。あの日から40数年、私たちは苦難の中から立ち上がり、戦争放棄を国是として、今日の平和で豊かな社会を築きあげた。
本市は、昭和61年9月、世界の恒久平和と倉敷市民の幸せを願い「倉敷市平和都市宣言」を行い、平和への誓いを新たにした。
このたび、宣言の主旨に沿い、再びあの悲惨な戦争を繰り返すことのないよう祈念し、被災地水島の一角に「平和の鐘」を建立する。
平成2年5月
「平和の鐘」の打鐘
水島緑地福田公園内に設置しているこの鐘の建立の主旨に基づき、平和の鐘を鳴らしています。
下記の日程で実施いたします。皆様のご参加をお待ちしております。
- 6月22日(水島空襲) 8時36分
- 8月6日(広島原爆の日) 8時15分
- 8月9日(長崎原爆の日) 11時2分
- 8月15日(終戦の日) 正午
「平和の鐘」デザインコンセプト
ベース(丸い部分)は、地球を表し、2本の柱は人を意味し、人と人とが愛の鐘で結ばれ、その間に虹がかかり「全世界の平和」への祈りを表現している。
「平和の鐘」データ
設置場所
水島緑地福田公園内(サッカー・ラグビー場南側)
タワー部
ステンレス(ヘアーライン仕上げ)及びコンクリート製
高さ 約5.5m
ベース部
世界地図模様のモザイクタイル貼り
直径 約4.5m
虹部
ステンレス磨きパイプ
ベル部
- 直径 51cm
- 高さ 43.4cm
- 重さ 86kg
- 音階 「ソ」
被爆樹木2世
戦後70周年記念平和啓発事業のひとつとして、平成27年10月に平和の鐘の南側付近へ苗木を2本植樹しました。
クスノキ
クスノキは、長崎での被爆に耐えて生き続ける被爆樹木の2世の苗木を植樹しました。
親木は爆心地から800メートルの距離にある山王(さんのう)神社で被爆しました。原爆の熱線と爆風により大きな被害を受けましたが、焦土の中で青々と芽を吹き返し、市民に生きる勇気と希望を与えました。
アオギリ
アオギリは、広島での被爆に耐えて生き続ける被爆樹木の2世の苗木を植樹しました。
親木は爆心地から1300メートルの距離にある旧広島逓信局(ていしんきょく)の中庭で被爆しました。爆心地側の幹半分が原爆の熱線と爆風により焼けてえぐられましたが、焦土の中で青々と芽を吹き返し、市民に生きる勇気と希望を与えました。
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