安政の大地震 概要

ページ番号1011293  更新日 2025年1月25日

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安政の大地震は安政元年(嘉永7年・1854)11月4日,午前8時頃に発生した安政東海地震と,その翌日午後4時頃に起きた安政南海地震の総称です。駿河湾から四国沖の沿岸部には連続した3つの震源域があり,マグニチュード8以上の海溝型地震を周期的に発生させています。これが東海地震・東南海地震・南海地震です。3つの地震には連動性があり過去の歴史において同時,もしくは連続して巨大地震を発生させてきました。土佐沖を震源とする安政南海地震は東海地震の32時間後に発生しており,マグニチュード8.4,全国推計死者3万人,全壊家屋2万戸,半壊4万戸,津波流出1万5千戸の巨大地震でした。遺されている資料からは,倉敷市域でも地割れや海鳴り,液状化現象などが起こったこと,余震が長期間継続して発生したことが分かります。この災害をうけ嘉永の年号は11月27日に安政と改定されました。
【参考文献:『新修倉敷市史 第四巻 近世(下)』倉敷市,2003年。『岡山県南部における南海地震の記録-昭和南海地震・安政南海地震-』岡山県備前県民局,2007年。気象庁ホームページ参照】

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