新たな洪水浸水想定区域が指定されたことを受けて、令和5年3月に洪水・土砂災害ハザードマップを更新しました。
洪水・土砂ハザードマップについて
洪水・土砂災害ハザードマップは、大雨や台風によって河川の堤防が決壊(又は氾濫)した場合の洪水被害や、大雨や地震がきっかけとなり生じる可能性のある土砂災害を想定し、次の情報を記載しています。
- 指定避難所・緊急指定避難場所(一覧はこちら)
- 想定される浸水の範囲と深さ(計画規模・想定最大規模)
- 土砂災害のおそれのある場所
倉敷市洪水・土砂災害ハザードマップ(令和5年3月作成)
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浸水想定区域について
想定される浸水の範囲と深さについては、河川ごとに堤防が複数の地点で決壊した場合を想定し、それらを合算した結果を表示しています。
平成27年の水防法改正により、洪水浸水想定区域の指定の前提となる降雨が、従前の河川整備の基本となる計画降雨(計画規模)から、想定し得る最大規模の降雨(想定最大規模)に変更となりました。あわせて、家屋等の倒壊・流失をもたらすような堤防決壊に伴う激しい氾濫流や河岸侵食が発生することの想定される区域(家屋倒壊等氾濫想定区域)も公表されています。
倉敷市では、発生頻度の高い計画規模による洪水浸水想定区域を示した洪水ハザードマップを全面に掲載し、発生頻度の低い想定最大規模による洪水ハザードマップを半面で作成しておりますが、近年の集中豪雨等の異常気象に伴い、想定最大規模の浸水想定区域も十分ご確認ください。
計画規模
河川整備の目標とする降雨のことで、河川の流域の大きさや災害の発生の状況などを考慮して定められており、倉敷市内の河川ではおおむね年超過確率1/100とされています。
想定最大規模
瀬戸内地域で観測された過去の最大の降雨量の雨が、当該河川の上流域でも同じように降るという考えに基づき設定されており、倉敷市内の河川ではおおむね年超過確率1/1000とされています。
水系・河川名
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高梁川水系
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倉敷川水系
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里見川水系
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笹ヶ瀬川水系
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高梁川 |
小田川
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倉敷川、郷内川、六間川
汐入川、吉岡川
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里見川
道口川
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笹ヶ瀬川
足守川
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想
定
雨
量
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想定最大規模
(L2)
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674mm
/48時間
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888mm
/48時間
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709mm
/24時間
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740mm
/24時間
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654mm
/24時間
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年超過確率 |
1/1000未満 |
計画規模
(L1)
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248mm
/2日間
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225mm
/2日間
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181mm
/24時間
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198mm
/24時間
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188.5mm
/24時間
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年超過確率 |
1/150
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1/100
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1/100
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1/70
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1/100
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※年超過確率・・・1年間にその規模を超える降雨が1回以上発生する確率
土砂災害のおそれのある場所について
- 土砂災害警戒区域…土砂災害が発生するおそれのある区域
- 土砂災害特別警戒区域…警戒区域内で、建物が壊れるなど、住民に著しい危険が及ぶおそれのある区域
- 山地災害危険地区…山腹の崩壊や土石流のおそれのある場所