現在,本市には認可保育園が93箇所あり,市が直営で運営を行う公立保育園が22箇所,社会福祉法人が運営を行う民間保育園が71箇所となっています。
毎年3月に実施している保護者アンケートでは,保育水準に関して,公立保育園と民間保育園でほとんど差が無い結果となっており,それぞれの保育園がその特徴を生かした保育を行っています。
近年,共働き家庭が増えることにより保育園への入園希望者が増えるとともに,働き方の多様化により乳児保育,延長保育,一時保育などの多様な保育サービスの希望者が増えています。
また,食物アレルギーや発達障がいなどと診断される入所児童が増えており,対応が求められております。
本市におきましては,平成16年度に策定した「倉敷市公立保育園民間委託計画」に基づき,公立保育園5箇所について民間委託を実施し,保育サービスの充実に努めてまいりました。
また,平成23年に策定した「倉敷市行政改革プラン2011」において,引き続き,公立保育園の民営化等について検討することとし,本市の公立保育園のあり方を検討した結果,乳児保育の充実や延長保育の拡大など,保育サービスの向上を目指して公立保育園の民間委託を進めることとしました。
つきましては,平成27年度に連島保育園を,平成29年度に第3福田保育園を,平成30年度以降に1園,合計3園について公立保育園の民間委託を実施することとしております。
○ 公立保育園の民間委託にかかる基本的な考え方
・倉敷市内で運営実績のある社会福祉法人から運営法人を選定します。
・公立保育園で実施していた保育内容や行事については,基本的にその内容を引き継いで実施することを委託条件とします。
・入所可能年齢を低年齢化し,出生後57日目から受け入れを行います。
・開所時間を7時00分から19時00分まで(18時00分以降は延長保育として実施)とします。
・給食については,3歳,4歳及び5歳児についても主食を提供し,完全給食を実施します。
・食物アレルギー等のある児童には,引き続き,除去食・代替食を提供します。
・障がい児保育についても,引き続き,実施します。
保育園の民間委託について,保護者の方の疑問にお答えします。
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