令和5年度 倉敷市立市民病院 病院指標

ページ番号1011899  更新日 2025年3月3日

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  • 病院指標
    1. 年齢階級別退院患者数
    2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
    3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
    4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
    5. 脳梗塞の患者数等
    6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
    7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
  • 医療の質指標
    1. リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率
    2. 血液培養2セット実施率
    3. 広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率

1.年齢階級別退院患者数

年齢階級別退院患者数
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 71 28 63 62 81 99 215 573 679 317

令和5年度に当院を退院した患者数は、計2118人でした。
年齢階級別に見ると、60歳以上の退院患者が全患者の約80%を占め、平均年齢は、71.7歳です。
男女比率は、男性44.5%、女性55.5%です。
※DPCデータを用いてのデータのため一般病棟に入院した患者のみの患者数です

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2.診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし 111 27.41 20.60 17.12% 87.71  
050130xx9900x0 心不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 他の病院・診療所の病棟からの転院以外 49 25.04 17.38 6.12% 86.43  
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 38 29.11 13.52 15.79% 79.74  
100380xxxxxxxx 体液量減少症 37 18.86 10.60 13.51% 78.92  
040110xxxxx0xx 間質性肺炎 手術・処置等2 なし 22 25.59 18.65 9.09%

77.50

 

内科では、悪性腫瘍、血液疾患、呼吸器疾患、消化器疾患、心臓・血管の疾患などの専門的な診断・治療を行っています。
全国的に多い症例である、誤嚥性肺炎、急性腎盂腎炎、心不全の高齢者の入院が多くなっています。

小児科

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
140010x199x0xx 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(2500g以上) 手術なし 手術・処置等2 なし 27 8.52 6.07 3.70% 0.00  
140010x199x1xx 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(2500g以上) 手術なし 手術・処置等2 1あり - - 10.34 - -  
040070xxxxx0xx インフルエンザ、ウイルス性肺炎 手術・処置等2 なし - - 5.86 - -  
140010x299x0xx 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(1500g以上2500g未満) 手術なし 手術・処置等2 なし - - 11.01 - -  
0400801199x00x 肺炎等(1歳以上15歳未満) 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし - - 5.62 - -  

小児科では、乳幼児から中学生までを対象とした、子どもに関する病気全般について診断・治療を行っています。専門分野では、食物アレルギー、アトピー性皮膚炎、気管支喘息などアレルギー疾患全般についての検査、治療を行っています。
小児科は、平日(月曜~金曜)時間外診療を20時まで行っています。

外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
050180xx02xxxx 静脈・リンパ管疾患 下肢静脈瘤手術等 26 8.27 2.61 3.85% 71.31  
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 20 8.75 4.55 5.00% 74.20  
090010xx010xxx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む。))等 手術・処置等1 なし 17 11.71 9.88 0.00% 68.65  
060100xx01xxxx 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 15 4.40 2.61 0.00% 73.60  
090010xx99x40x 乳房の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし 12 4.75 3.51 0.00% 50.75  

外科では、消化器外科、血管外科、乳腺・甲状腺外科、救急疾患の外科など外科全般について診断・治療を行っています。消化器疾患、乳腺疾患、血管疾患については、専門的な対応が可能です。外科で最も多い症例は、下肢静脈瘤に対しての手術です。また、乳がんに対しての手術や化学療法を行った症例は、増加傾向にあります。

整形外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
160690xx99xxxx 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 手術なし 52 38.02 19.34 13.46% 82.94  
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 50 41.66 25.50 18.00% 83.96  
160850xx01xxxx 足関節・足部の骨折・脱臼 骨折観血的手術 鎖骨、膝蓋骨、手(舟状骨を除く。)、足、指(手、足)その他等 12 42.75 18.32 0.00% 65.58  
160760xx97xx0x 前腕の骨折 手術あり 定義副傷病 なし 10 10.90 4.76 0.00%

76.70

 
160820xx99xxxx 膝関節周辺の骨折・脱臼 手術なし - - 18.62 - -  

整形外科では、手足、脊椎などの筋肉、神経、骨関節の怪我や病気の診断・治療を行っています。
高齢者の転倒による骨折や加齢に伴う変形性膝・股関節の手術・リハビリでの入院が多くなっています。
手術後、又は手術しない保存治療の場合でもリハビリを積極的に行っているため、平均在院日数が長くなっています。

形成外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
080010xxxx0xxx 膿皮症 手術・処置等1 なし 16 17.19 12.88 0.00% 72.81  
080020xxxxxxxx 帯状疱疹 - - 9.29 - -  
080007xx010xxx 皮膚の良性新生物 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)等 手術・処置等1 なし - - 3.93 - -  
161000x199x0xx 熱傷・化学熱傷・凍傷・電撃傷(Burn Index10未満) 手術なし 手術・処置等2 なし - - 12.63 - -  
100100xx97x1xx 糖尿病足病変 手術あり 手術・処置等2 あり - - 47.07 - -  

形成外科では、皮膚がんや小児の口蓋裂の手術などの身体に生じた組織の異常や変形、欠損に対して、QOL(生活の質)向上のため、機能と形態の両面の治療を行っています。

産婦人科

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
120140xxxxxxxx 流産 10 2.30 2.43 0.00% 32  
120180xx01xxxx 胎児及び胎児付属物の異常 子宮全摘術等 - - 9.34 - -  
120170x199xxxx 早産、切迫早産(妊娠週数34週未満) 手術なし - - 20.1 - -  
120150xx99xx0x 妊娠早期の出血 手術なし 定義副傷病 なし - - 9.33 - -  
120110xx99xx0x 子宮・子宮附属器の炎症性疾患 手術なし 定義副傷病 なし - - 8.36 - -  

産婦人科では、2016年10月から分娩の受け入れを再開し、基幹病院や開業医の先生方と密に連携をとって治療を行っています。
婦人科疾患では、子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がんの診断・治療を行っています。子宮体がんは、早期癌にはホルモン療法による温存療法、浸潤癌には手術療法を行っています。

眼科

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
020110xx97xxx0 白内障、水晶体の疾患 手術あり 片眼 37 2.00 2.54 0.00% 75.57  
020110xx97xxx1 白内障、水晶体の疾患 手術あり 両眼 - - 4.46 - -  
050140xx99x00x 高血圧性疾患 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし - - 8.74 - -  

眼科では、白内障に対する水晶体再建術を一泊二日で行っています。

耳鼻咽喉科

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
030400xx99xxxx 前庭機能障害 手術なし 12 7.58 4.73 0.00% 75.75  
030240xx99xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 手術なし - - 5.51 - -  
100380xxxxxxxx 体液量減少症 - - 10.6 - -  
030428xxxxxxxx 突発性難聴 - - 8.55 - -  
161020xxxxx00x 体温異常 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし - - 6.60 - -  

耳鼻咽喉科では、めまい症状の入院が多く、主に内科的治療を行っています。

泌尿器科

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
110070xx03x0xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等2 なし 25 6.44 6.85 0.00% 76.24  
110080xx991xxx 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 あり 18 2.11 2.44 0.00% 74.72  
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 10 16.70 13.52 0.00% 79.00  
110080xx9903xx 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 3あり - - 11.64 - -  
110200xx02xxxx 前立腺肥大症等 経尿道的前立腺手術等 - - 7.75 - -  

泌尿器科では、尿路感染症、尿路結石症、尿路性器悪性腫瘍、前立腺肥大症、尿道狭窄などの専門的な診断・治療を行っています。
最も多い症例は、膀胱がんに対しての経尿道的膀胱悪性腫瘍手術です。次いで、前立腺がんの疑いに対しての一泊二日検査入院が多くなっています。

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3.初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数

初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  初発
Stage I
初発
Stage II
初発
Stage III
初発
Stage IV
初発
不明
再発 病期分類基準(※) 版数
胃癌 - - - - - - 1 8
大腸癌 - - - - - 21 1 8
乳癌 10 43 - - - - 1 8
肺癌 - - - - - 16 1 8
肝癌 - - - - - - 1 8

※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約

5大癌と言われる胃癌、大腸癌、乳癌、肺癌、肝癌別に「初発」の患者の進行度を表す病期(ステージ)別の患者数と、「再発」の患者数を集計しています。
初発の患者で比較すると、当院では大腸癌、乳癌の治療を多く行っています。
胃癌、大腸癌、肺癌、肝癌は、病期(ステージ)が進行している患者が多く、化学療法や疼痛コントロールなど患者の状態に合わせた治療を行っています。乳癌は、病期(ステージ)が早期の患者に対して、年間約20件の手術を実施しています。また、乳癌検診を土曜日に実施することで検診を受けやすい環境を整えています。

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4.成人市中肺炎の重症度別患者数等

成人市中肺炎の重症度別患者数等
  患者数 平均在院日数 平均年齢
軽症 - - -
中等症 16 10.00 76.81
重症 - - -
超重症 - - -
不明 - - -

市中肺炎を重症度別に表したものです。
市中肺炎とは、病院や施設で発症した肺炎ではなく、普段の生活の中で肺炎を発症した肺炎のことです。
高齢になるほど重症度が高い傾向がみられ、平均在院日数が長くなっています。

  • ※20歳以上を対象としています。
  • ※肺炎の重症度は、年齢、脱水、呼吸、意識状態、収縮期血圧の5つの因子により分類されます。
  • ※重症度分類の各因子が一つでも不明な場合は、「不明」と分類されます。

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5.脳梗塞の患者数等

脳梗塞の患者数等
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 18 34.56 78.33 16.67%
その他 - - - -

脳梗塞の患者について、平均在院日数、平均年齢、転院率を、脳梗塞発症後3日以内に来院された患者とその他に分けて集計した表です。
早期の社会復帰や脳梗塞の合併症や後遺症を防ぐため、早期から脳血管リハビリを開始しています。

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6.診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

内科

Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 長径2センチメートル未満 21 0.00 1.10 0.00% 69.52  
K6182 中心静脈注射用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) - - - - -  
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 - - - - -  
K0006 創傷処理(筋肉、臓器に達しない)(長径10cm以上) - - - - -  
K7212 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 長径2センチメートル以上 - - - - -  

内科では、大腸内視鏡検査を行い、ポリープを認めた場合、一泊二日で内視鏡切除術を行っています。

外科

Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 17 1.00 5.88 0.00% 62.82  
K6171 下肢静脈瘤手術 抜去切除術 16 3.06 5.19 0.00% 72.44  
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 長径2センチメートル未満 14 1.50 1.86 0.00% 72.43  
K4762 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの) 10 1.50 8.30 0.00% 69.30  
K6335 ヘルニア手術 鼠径ヘルニア 10 2.00 5.70 0.00% 73.80  

外科では、消化器疾患、乳腺疾患、血管疾患の手術を行っています。
消化器疾患は、鼠径ヘルニアに対しての手術や胆嚢炎に対して腹腔鏡下胆嚢摘出術が多く、血管疾患は、下肢静脈瘤の手術が多くなっています。
また、高齢化が進む中、経口摂取困難な患者が増え、内視鏡による胃瘻造設術も行っています。

整形外科

Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術 肩甲骨、上腕、大腿 39 2.44 39.31 12.82% 83.38  
K0811 人工骨頭挿入術 肩、股 19 4.11 36.00 21.05% 80.37  
K0462 骨折観血的手術 前腕、下腿、手舟状骨 16 3.00 27.31 0.00% 72.38  
K0821 人工関節置換術 肩、股、膝 11 1.00 31.82 0.00% 78.36  
K0732 関節内骨折観血的手術 胸鎖、手、足 - - - - -  

整形外科では、四肢の外傷、骨折に対する手術、スポーツ外傷に対する関節鏡下手術、変形性関節症に対しての手術を行っています。
高齢者の転倒による骨折や加齢に伴う変形性膝・股関節の手術が多く、また平均年齢が高くなっています。

眼科

Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術 眼内レンズを挿入する場合 その他のもの 42 0.00 1.00 0.00% 74.95  

眼科では、白内障に対する水晶体再建術を一泊二日で行っています。

泌尿器科

Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 電解質溶液利用のもの 24 0.92 4.33 0.00% 75.5  
K8411 経尿道的前立腺手術 電解質溶液利用のもの - - - - -  
K7811 経尿道的尿路結石除去術 レーザーによるもの - - - - -  
K7981 膀胱結石摘出術(経尿道的手術) - - - - -  
K821 尿道狭窄内視鏡手術 - - - - -  

泌尿器科では、膀胱がんに対する経尿道的膀胱悪性腫瘍手術が一番多く、次いで尿管結石症や腎結石症に対する経尿道的尿路結石除去術が多くなっています。
腎結石、尿管結石、膀胱結石に対しては、体外衝撃波による破砕術を、外来を含めて年間約20件行っています。

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7.その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
130100 播種性血管内凝固症候群 異なる - -
180010 敗血症 同一 - -
180010 敗血症 異なる - -
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
180035 その他の真菌感染症 異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 - -
180040 手術・処置等の合併症 異なる - -

播種性血管内凝固症候群(DIC)敗血症、その他の真菌感染症、手術・処置後の合併症について、患者数と発生率を表したものです。
「入院契機の同一」とは、入院契機となった傷病名と医療資源を最も投入した傷病名が同一の場合であり、「入院契機と異なる」とは、入院後に発症した場合を表しています。

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1.リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率

リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率
肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが
「中」以上の手術を施行した
退院患者数(分母)
分母のうち、肺血栓塞栓症の
予防対策が実施された患者数(分子)
リスクレベルが「中」以上の手術を
施行した患者の肺血栓塞栓症の
予防対策の実施率
126 102 80.95%

肺血栓塞栓症は、深部静脈血栓症によりできた血栓が肺動脈に運ばれることで閉塞を引き起こし、突然死に至る極めて重篤な疾患で、しばしば大きな手術後の際に起こります。この予防方法には、弾性ストッキングの着用や間歇的空気圧迫装置(足底部や大腿部にカフを装着して空気により圧迫)の使用、抗凝固薬療法などがあります。周術期の肺血栓塞栓症の予防行為の実施は、肺血栓塞栓症の発生率を下げることにつながると考えらています。

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2.血液培養2セット実施率

血液培養2セット実施率
血液培養オーダー日数(分母) 血液培養オーダーが1日に
2件以上ある日数(分子)
血液培養2セット実施率
141 102 72.34%

血液培養は、菌血症や敗血症を診断するうえで実施される検査であり、診断精度を高めるために適正な検体採取が必要となります。当院では感度向上、コンタミネーションの判断のため原則2セット(好気ボトルと嫌気ボトルを2本ずつ)採取するようにしています。

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3.広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率

広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率
広域スペクトルの抗菌薬が
処方された退院患者数(分母)
分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日
までの間に細菌培養同定検査が
実施された患者数(分子)
広域スペクトル抗菌薬使用時の
細菌培養実施率
155 88 56.80%

不適切な抗菌薬の使用は、耐性菌の発生や蔓延の原因になることから、抗菌薬適正使用を推進する取り組みが求められます。適正な抗菌薬使用のため、細菌培養同定検査を実施しております。

更新履歴

2024年9月30日
令和5年度病院指標を公開しました。

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