野﨑家旧蔵錦莞莚座蒲団(のざきけきゅうぞうきんかんえんざぶとん)
- 種別
- 市指定・有形民俗文化財
- 所在地
- 倉敷市児島味野
- 所有・管理者
- 公益財団法人竜王会館
- 指定年月日
- 平成25年8月8日
錦莞莚は,岡山県における本格的な最初の花莚として磯崎眠亀によって発明されました。その精巧緻密さや藺草染色方法等の製造に関わる技術において,今なお花莚としての最高の完成度を誇っており,近代岡山に新たな花莚の発明と藺莚産業・輸出花莚業の勃興と発展をもたらした歴史的意義の高さから,平成16年に倉敷市の重要文化財に指定されました。
この錦莞莚座蒲団は,高額関税を課せられ,輸出業としての営みが困難になった錦莞莚事業が国内向けに方針転換した明治30年代以降,昭和初期まで主に国内市場向け商品として広く販売されたものです。
倉敷市を発祥の地とする錦莞莚の加工品が,近代庶民の住生活文化の一端を担っており,庶民生活資料が相当数まとまって残存していることは稀少です。
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